レザークラフト の材料切れの為久しぶりにバイクネタ。
前々からバイク用ブーツを探していたので、ブーツに関して良さげなものをピックアップしてみます。
ちなみになぜ僕がバイク用にスニーカーじゃなくブーツが必要なのかと言えば、ホンダのCRM250ARっていう古い2ストロークバイクに乗っているからです。
こいつはエンジン始動にセルがなくキックオンリーなので、底がやわなスニーカーだと穴が空いてしまいます。実際にアディダスのスーパースターがやられました。
現在はあまり使用していなかったダナーのブーツをバイク用にしていますが、やはりバイク用ではありませんのですぐにシフト操作部分の紐がちぎれたり皮が痛んだりしてしまいます。(バイク用だとこの辺にガードが付いてたり、紐の取り付け位置がシフトレバーに当たらない位置にあったりします)
いい加減に専用品を買おうと思って以下条件でブーツを探してみました。
ざっと3条件をベースに独断と偏見のみで8足ほどピックアップしてみました。
スニーカータイプ
最近人気のあるスニーカータイプ。多くのメーカーがコンバースのチャックテーラーを参考にしたとしか思えないデザインを採用しています 笑
見た目がスニーカーだけど必要な機能は装備しているので非常に実用的。
RSタイチ RSS009 | 009 OutDry BOA ライディングシューズ
独断評価:⭐️⭐️⭐️⭐️
表地にOUTDRYという特殊生地を圧着して防水、透湿性を両立させたモデル。
コンバースのチャックテーラーとジャックパーセルと足したようなデザインで街中でも違和感なくはけそう。
機能面でも先述のOUTDRYに加えて簡単に脱着を可能をするBOAシステムを搭載しているので非常に便利。
スニーカーライクな見た目にするためのダミーのシューレースも効果的です。
また、ソールも有名な靴は大概採用している「ビブラム社」のソールを採用。
プロテクトもつま先、ヒール、くるぶし+シフトパットが付いてます。
このモデルだとALL BLACKが一番合わせやすくて安っぽくも無く良さげだと思う。
フェイクレザーだけどメンテのしやすさと他の機能を考えたら妥協できるかな。
値段もそんなに高くないし。でも正直サイドのブランドロゴはイラナイかな。
RSタイチ RSS011 | DRYMASTER-FIT フープシューズ
独断評価:⭐️⭐️
RSS009と似たモデルです。大きな違いが透湿防水生地に自社開発のドライマスターを採用している部分。
他はデザイン、BOA、ビブラムソール、プロテクタ類などほとんどRSS009と同じ。
素材以外の違いはヒール内側のフレームと干渉する部分に「フレームガード」を装備しているところくらいかな。
こちらもオススメはALL BLACK。でもなぜかこちらの方がRSS009より割高になっています。
いまいちモデルの存在意義が不明のため星は3つ。
スティルマーチン CORE WP
独断評価:⭐️⭐️⭐️
こちらはイタリアのメーカーで、馴染みのない人も多いかと思いますがそこそこ名の知れた老舗メーカー。
オススメはCORE WPのやはりブラックです。他にブラウンやブラック&ホワイトソール、グリッド(ネイビー?)がラインナップされてます。
デザインはコンバースのチャックテイラーにアディダスのスタンスミスを足したようなデザイン。
非常にシンプルなデザインで素材が本革を使っているので結構良さそう。余計なロゴとかもほとんどありません。
一応ありますが、同色でなじませてあり好感持てます。
WEBでの情報があまりないのが残念なとこですが、防水機能や各種プロテクションなどは付いています。
見た目だけなら断然RSタイチよりこちらが好みですが、利便性と情報があまりないのがネック。
現物を見てみたいですが置いている店舗もほとんどなさそう。
惜しい!惜しいぞ!誰か人柱お願います。
ブーツタイプ
ここからブーツタイプです。
やはりスニーカータイプと比べると存在感が強いですが、そんな中でもシンプルかつ質感の高そうなものをピックアップ。
ガエルネ フーガ
独断評価:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
オフロードブーツで有名なガエルネから登山靴っぽい見た目のフーガ。
こだわりの一枚革からの形成をしている部分が特徴で、HPにも書いてありましたが非常にコストのかかる製法。しかし足なじみがよく見た目も美しく仕上げることができます。
ソールとアッパーの縫製も「ノルウェージャン製法」というマニアックな製法を使って作られています。
よく聞く「グッドイヤーウェルト製法」と似たようなもんで、基本的には高級な靴に採用されている製法になります。
イタリアの本社での手作りをしているそうで、結構変態的なブーツです。ソールはビブラム。
非常に上質なつくりですがアンダー3万という価格設定も驚き。
かなりオススメしたいところですが、防水機能がないのでそこだけ注意。
通常の革よりは防水性を持ったものを使っているみたいですが簡易的なものだと思いますので、日頃のメンテと防水処理は必要になってきます(通常の革靴のメンテ)。
この辺が面倒な人にはオススメできませんが個人的には結構ツボかも。
デザインも基本的にシンプルで良いと思います。
ブラックかブラウンが使いやすくてオススメ。
コミネ BK-065 GORE-TEX® Short Boots
独断評価:⭐️⭐️⭐️
ダナー?って見た目です。それが全てのブーツ。
ゴアテックス+ビブラムソール採用で2.1万というコスパ。
防湿防水機能、プロテクション(つま先部分)と最低限の装備はあります。
難点はシフトガードとかがないので紐へのダメージが少し心配。
そのかわりデザインが限りなくダナーになってます 笑
デザインは非常に惹かれるものがあります。っていうか今ダナー使ってるので、これに変えても分からない。
ただそこ以外の部分にこだわりとか変態性が少なめ。
プロダクトとしての魅力は薄めですね。
ん〜難しい。
カドヤ elefantas
独断評価:⭐️⭐️⭐️⭐️
今回一番シンプルなモデル。
バイクでレザーといえばカドヤってイメージがあるくらい有名なメーカーが最近挑戦しているファッションとバイクの融合という名目で作製されたモデル。
ビンテージバイクなんかに合いそうな見た目ですが、デザインがシンプルなので万能に使えそう。
プロテクションとか防水とかはありませんが、靴本来の持つ魅力を感じさせます。
HPにもコーディネートしたイメージがいくつか載っていますが、だいぶファッションを意識されています。
個人的にはもうちょっとバイクによってないファッションのイメージも欲しかったですけど。
軍パンなんかに合わせてもカッコ良さそうとか、コーディネート幅も他より大きそうです。
あと経年変化も楽しそうな靴。少し高いけどオススメ。
安藤製靴 NR‐501
独断評価:⭐️⭐️⭐️⭐️
おそらく今回ご紹介の中で一番マニアック。登山で有名な安藤製靴です。
なんじゃそれ?ってツッコミが入りそうですが、実はダナーのOEMなんかもしていた本格派。
ちなみにカドヤのOEMもやっています。
超有名冒険家の植村直己氏の靴も手がけていたそうです。
そんな本格派のメーカーも密かにライディングブーツやってます。
作りに関してはとやかくいうまい。当たり前だけど本格的です。
製法はガエルネと同じくノルウェージャン製法。
もちろん値段も一番高いです。
でも所有欲と人とは違う満足感が得られることは間違いなし。
デザインも普通にかっこいいし。ロマンだよ、ロマン。
気になるけど高いなあ…。
番外編
ダナー フルボアドライ
独断評価:⭐️⭐️⭐️
最後にご紹介するのは番外編としてライディングシューズではありませんが個人的にカッコよくバイクにも使えそうと思っているブーツです。
米国の警察官や警備員の使用を想定して作られたタクティカルブーツ。
もちろん防水。実用性重視のセメント製法(軽量化とコストダウン)によるビブラムソール。
ライディングシューズではないですがシューレスの始まりの位置が高めに設定されていたり、バイクに当たりそうな部分が結構厚手の皮革で覆われているので問題なく使えそうに思います。
見た目も普段軍モノとかをファッションで使う僕としては好物なデザイン。
ホカオネオネとか好きな人は違和感なく使えるんじゃないかと。
でも番外なので星は3個にしときます。
まとめ
色々ご紹介しましたが、基本的には全てシンプルなもののみを選んでいます。
この中で価格と相談しながら選ぶなら以下の2つが最終的にオススメ。
- RSタイチ RSS009 | 009 OutDry BOA ライディングシューズ
- ガエルネ フーガ
ダナーも捨て難いですが、やっぱバイク用に作られたものを使った方が良いかなって部分があります。
やっぱり「くるぶし」とかのガードは欲しかったりしますし。
少しでも参考になれば幸いです。
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