前回に引き続き「URUKUST」の教本付属型紙を使って工作していきます。今回は前回制作した「コインケースA」を少し改良してカードも入るサイズに改良していきたいと思います。
前回作ってみて思ったのが、この型紙はすごく作りやすいという事。非常にシンプルに出来ていて、縫う箇所も極力省かれた設計になっています。レザークラフト初心者でもある程度の見た目の物が作られるので、初回作品でがっかりしてやる気が無くなる事もないと思います。オススメですよ。
⑴型紙制作→試作
前回作ったコインケースの型紙をカードが入るサイズに拡大、試作→微調整をします。
今回は簡単に作るために比率を変えず、単純にカードが入る横幅に型紙を拡大しました。制作は型紙をスキャナーで取込み→イラストレーターでトレースしてデータ化→JW_CADで拡大&型紙データ化しました。少し面倒ですが正確に出来るので僕は基本的に型紙はPCで制作します。
作成したデータを少し厚めの用紙にプリントして試作してみます。画像は最終試作で、実は何回か失敗してます。
⑵素材の切り出し→下準備
試作でサイズを決めて型紙を作ったら、革の切り出しをします。型紙が入るサイズに大まかに革を切り出します。
※今回は1.2ミリの厚みの革で制作しています。
切り出しが出来たら裏面をトコノールで処理します。やり方は以下記事にてチェックしてみて下さい⬇︎
次に銀ペンや千枚通しで型紙をトレースします。この際に必要な箇所にマーキングしておきます。具体的には縫い始めと縫い終わりの点、ボタン取り付け部分などに点を打ちます。
上記工程が終われば型紙通りに革を切り出して、コバの処理などをします。この辺の処理も⬆︎で説明済みですので端折っていきます。
⑶組み立て➡︎完成!
この辺の工程も前回と同じですので⬇︎でご確認お願いします〜。
具体的には各部接着➡︎縫い付け➡︎最終コバ処理➡︎完成!の流れです。
画像のように安く売っていた端材ですので裏面が汚いのがアレですが、完成したものは結構使えそうな出来になりました。やっぱり完成された型紙をベースにしたアレンジなのでキレイに作り安いです。これが全部一から自分で作ってとなるとやはりこんな見た目にはならないと思います。
初心者の方は無理に型紙を作らずにまずは市販品を使ってみることをおすすめします。プロが作ったものを使わしてもらう事ですごく勉強になります。慣れたら自分で作ってみて、たまに市販品を使うと前回とはまた違う観点から勉強になって、さらにレザークラフト が面白くなりますよ。
コメント