レザークラフトをはじめるにあたって道具と革を揃えたら、いよいよレザークラフト開始…。
実はまだ始められません。なぜなら「型紙」が必要だからです。
最初に何を作るのかを決めたら必ず型紙を作る必要があります。家で言う設計図ですね。
型紙がないと綺麗な作品は作れません。
フリーハンドで作っていける人がいるとしたら、専門の職人さんで間違いないと思います。
職人さんの場合は頭の中に経験という形で型紙が蓄積されていますので、簡単な形であればフリーハンドで作成することも可能だと思います。
ですが本当の初心者はそんなことできません。何を作るかさえ未定な場合も多いと思いますので、最初はアイデアを見つける方法から解説していきます。
アイデアを簡単に見つける方法
型紙も何も、何を作ったら良いのかすらわからんです!
そんなドシロウトはとりあえず欲しい革小物をコピーしなさい!
恥も外聞もなく言いますが、最初は「コピー」が良いです。というかオリジナルのものなんて作れるわけがありません。
ネットやインスタ、ピンタレストなどを駆使して好きな革小物、しかも作られそうな感じがするものを探して下さい。
僕が思う最初に作成しやすいものは「ブックカバー」「キーホルダー」とかでしょうか。
縫う場所が直線でなるべく単純な形のものからはじめるのがオススメです。
いきなり複雑なものだと構造や手順がわからないと思いますので、まともに作られるようになるまでに挫折してしまう可能性が高くなります。
僕の場合は「L字ファスナー財布」から始めましたが、あまりオススメではありません。
名前にもありますが、ファスナーって初めて扱うにはレベル高めです。しかもカーブ部分に貼り付けたりするので、さらに難易度が上がります。
失敗しても意地でも納得するまで作ることができる人は良いのですが、一般的に考えれば、簡単な形で余計なものが付いていない革小物を作ることをオススメします。
作るものが決まったら仮の型紙を作ろう
作るものが何となく決まったらいよいよ型紙を作っていきます。
型紙とは言ってもまだ本番用の型紙ではありません。試作用の型紙です。
僕の場合は大抵A4のコピー用紙にイメージを落とし込んでそのまま切り出し→一旦組み立て→やり直しを繰り返しています。
大体の形が決まった段階で一旦革で試作するとよりイメージがしやすくなります。面倒なので初めての場合はやらなくでもOK。革も無限にあるわけじゃないしね。
本番用の型紙を作っていく
大体の型紙の形が決まったらいよいよ本番用の型紙を作っていきます。
型紙は手書きでもパソコンでもどちらでも良いのですが、僕はパソコンをオススメします。慣れれば早いし正確です。
特にフリーの「JW CAD」というソフトは使い方が簡単なのでオススメです。
もちろん手書きでも正確に書くことができれば問題はありません。
型紙の作成画像なんかは過去の記事に載ってますので参考にしてみて下さい。
図面が書けたら工作用の厚紙(100均とかで売ってます)に型紙を貼り付けます。
貼り付けには圧倒的にスプレー糊をオススメします。というかこれ使って下さい。
普通の糊じゃ綺麗にできません。
最後に丁寧に切り出したら完成です。
ここまでやって初めてレザークラフト開始となります。
市販の型紙も使ってみよう
型紙について解説してきましたが、できそうですか?
いきなりできるわけねーだろ!
ごちゃごちゃ言うドシロウトは黙って「有料の型紙」を使え!
結論から言えば、自分で作ってみるよりはまず市販の型紙を使うのが一番よいと思います。
プロが作った型紙を実際に参考にできる上に、一回作ったあとで自分なりにアレンジもできます。
市販に慣れてくればフリーの型紙とかも使うと幅が広がるのでより楽しめます。フリーの型紙は有料のものほど親切な作りはしていませんのである程度慣れてきた頃に使ってみると良いと思います。
1から作るとか解説しといてなんですが…。
いきなりオリジナルで作るよりは、出来合いの型紙を使って慣れてからオリジナルの型紙を作った方が、結局早く自分で作られるようになります。
いまだに僕も形や構造がわからないときはフリーの型紙を使ったりしています。
まとめ
最後にまとめておきます。
少しでも初心者の方の参考になれば幸いです。
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