初心者向けに初心者の僕が基本技法をレクチャーの第二段。
今回は菱目打ちと菱ギリを使った縫い目を開ける方法を解説していきます。
当然ながら基本的にネットと教本知識で奮闘中の僕の我流ですので少々間違った点などあるかもしれませんがご了承ください。
縫い穴をあける
まずは下準備
縫い穴をあけると言っても準備が必要です。
僕の場合必要な道具は下の画像の通りです。
基本的にメインのステッチには菱目打ちの番手4を僕は使っています。
※番手はピッチ(縫い目の間隔)の事で4番は4ミリピッチを表しています。
3番手は後ほど説明しますけれども、縫い終わりの時に4ミリピッチで終われない場合に登場します。
ちなみに僕は木槌のかわりにゴムハンマーを使っています。表記と違うのは気にしないでください。
まずは縫い穴を開けるためにガイドラインをディバイダーで引いていきます。使用する川が分厚い場合はステッチンググルーバーを使っても良いと思います。
目打ちをする
ガイドが引けたらいよいよ菱目打ちを使って目打ちをしていきます。
この段階で穴を開けても良いのですが、僕の場合はマーキングだけにして穴あけは菱ギリを使います。
ゴム板の上に革を置いてから木槌で軽く叩いて目打ち(マーキング)していきます。
直線の場合は菱目打ちの4本目か6本目あたりを使うと作業が楽でなおかつまっすぐ目打ちしやすいです。
菱目打ちを打つときはなるべく垂直に打つようした方が綺麗に打てます。
最初の目をの次を開ける場合は1〜2穴重ねてあげるとズレずに目打ちが出来ます。
目打ちの最後のつじつま合わせ
これは良くあるのですが、始点と終点が決まっている部分の目打ちをする時、終点で綺麗に終われない場合のやり方です。
画像のように最後が合わなくなった場合、このまま一旦軽く目打ちします。当然ピッチが合いませんが気にせず目打ちして下さい。ただし後ほど修正するので軽い力で目打ちするようにして下さい。
次にこの最後のピッチをごまかすために使うのが1番ピッチが細かい菱目打ちです。
今回は4番を使っていますので3番の菱目打ちを使ってつじつま合わせをしていきます。
まさかの一発目で穴位置があってしまいました
3番の菱目打ちを終点から最初に打っていた穴位置と重なる部分まで戻っていきます。今回はなんと1発目であってしまいました。
このやり方以外にも目打ちを引っ張りながら打つ事で調整したりと色々方法がありますが、初心者の僕はこの方法が簡単で分かりやすいのでオススメだと考えています。
少しだけ縫い目の幅が細かくなりますがほぼ違和感がなくなりました。
菱ギリで穴を開けていく
目打ちができたら仕上げの穴あけです。僕の場合は菱目打ちで穴あけまではせず菱目打ちを使います。
理由としては菱目打ちで穴をあけると深く打ちすぎたりして穴の大きさが大きくなりすぎたりするからです。
実際は単純に菱ギリを使った方がステッチが綺麗になる気がするから使ってます。
菱目打ち まっすぐに下ろします
菱ギリはまっすぐ(垂直に)下ろして穴あけして下さい。そんなに力も入りませんし音も出ませんのでマンションユーサーにはオススメ工具です。しかし穴を1個づつ開けていくのは正直面倒ではあります。
音に関しては最初の目打ちも木槌を使わずに手で強めに押し付ければある程度はマーキングできますのでこれも合わせれば全く音を出さずにレザークラフトできますよ。
これで完成です。
慣れてしまえば結構簡単ですが、ここで適当にしてしまうと最後まで影響してくるのでくれぐれも慎重に作業して下さい。
ここまで出来ればあとは縫うだけです。革を縫う方法は別解説がありますので↓で確認して下さい。
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